バードストライクニュース


北海道幌延町にあるオトンルイ風力発電所で、バードストライクの疑いがあるオジロワシ一羽の死骸が発見されました。
危惧種である野鳥が死亡したことは残念です。
28基が壁のように設置されているので、バードストライクが起きやすいのでしょうか。


オジロワシについて、ちょっと調べてみました。


保護計画が策定されていたり、意外と行動範囲が広いこと。
人里や港にも姿を見せること。
猟銃のたまに含まれる鉛を飲み込み、鉛中毒で死亡した事例もありました。
オジロワシのバードハザードは、風力発電機だけじゃないようです。


そんな中、気になるサイトを見つけました。

Catch the Wind - 風をつかめ!風力発電 - 2004年2月11日

このサイトでは風車・鉛以外に、感電、車への衝突、巣から転落などを紹介しています。
オジロワシバードストライクについても、詳しく分析されています。


風力発電機ばかり目立っていますが、過剰反応せず、冷静な判断が必要です。

オジロワシ、風車衝突死 幌延で道内6例目  2006/12/06 08:38 北海道新聞

 環境省北海道地方環境事務所(札幌)は五日、留萌管内幌延町の「オトンルイ風力発電所」で六月、環境省が絶滅危惧(きぐ)種に指定するオジロワシ一羽の死骸(しがい)が見つかり、「発電用風車の羽根に衝突した可能性が高い」と発表した。オジロワシの風車への衝突死は、四月に留萌管内苫前町で確認されたのに続いて、道内六例目。

 同事務所によると、発見されたワシは二歳の若鳥で体重約三・二キロ。性別は不明。死骸は一番近い風車(高さ九十九メートル、羽根の長さ二十五メートル)から十六メートル離れた作業道で見つかった。風車の羽根に衝突した際に負ったとみられる傷が背中にあり、翼や足の骨が折れていた。死因は外傷性ショック。

 オトンルイ風力発電所は、道道沿いに二十八基の風車が南北三・一キロにわたって一列に並んでおり、二○○三年二月から稼働している。運営する幌延町の第三セクター幌延風力発電」は「羽根の先端に色を付けるなど防止策を取ってきたが残念だ。今後、どんな対策が可能か検討していきたい」と話している。



北海道幌延町web wikipedia画像