自転車の歩道走行法案がほぼ白紙に!

警察庁は「特に危険な道路は自転車の通行を禁止するなどの措置を講ずる」という法案を今回の道交法改正に盛り込もうとしていました。これは「危ないところでは、自転車は歩道を走れ」と言うこと内容だったので、多くの反対意見と、警察への呆れかえりが噴出していました。

ところが、疋田氏のメールマガジン「週刊 自転車ツーキニスト」【速報】エラい!警察庁!の295号では、

警察庁は、今回の道交法改正にあたり、<提言4-2-4>すなわち「特に危険な道路は自転車の通行を禁止するなどの措置を講ずる」の部分を、法案化しない方針を固めた。非公式な情報ながら、確度はほぼ100%である。信じられん!

と伝えています。

「自転車は車両である」という大前提を揺るがす歩道走行法案。提出されなくなってよかったです。歩行者が危険になる事は、どう考えても明らかですから。

法案化が無くなっただけではなく、自転車交通の推進的提言もされています。(疋田氏のメールマガジンより引用。 <>内は疋田氏の加筆)

    • 車線を見直し、<車道の>左端に自転車レーンを設置
    • 幅員の広い歩道の自転車通行指定部分を<物理的>分離
    • 車道の自転車レーン部分や歩道の自転車通行指定部分をカラー舗装により視覚的分離
    • 車道の環境整備に合わせて、自転車<歩道通行可規制の解除>等

いままで道路交通法ではグレーゾーン的な扱いだった自転車の立場が、いきなりの転換。これからの展開に注目です。