自転車教育について思うこと


 通学自転車のマナーが悪いと報道されることが多いですが、この原因は大人にあると思います。大人のマナーも高校生並みにひどいと感じることが多いです。
 右側通行・無灯火走行・後方確認無しの車線横断・路地からの飛び出し・交差点で歩道をふさいで信号待ち、携帯いじっている高校生とタバコを持ちながら走っている大人は同じです。数が多い分、高校生や中学生が目立つのでしょう。
 さて、学校の先生はどうなんでしょう。最低限、自転車に関わる道交法を理解し、安全な走行を心得ている先生がどれ位いるのでしょう。自転車通学指導ができる先生は数少ないと思います。
 子供が通う小学校では、4年生になると自転車教室があります。おそらく交通安全協会から指導員が来て、校庭にひかれた仮装横断歩道や仮装道路で教えるのでしょう。
 なぜ4年生だけなのでしょうか。最近は幼稚園くらいで自転車に乗れるようになります。補助輪がついていればもう少し早いでしょう。私は1年生から教育していかないと遅いと思っています。確かに理解しづらいところもあるかもしれません。それは学年に応じた指導をしていけばいいことです。そして交通安全協会からではなく、学校の先生が教えていけばいいことです。自転車のマナーは当たり前のことで、わざわざ交通安全協会に依頼するまでもないのです。
 本来なら家庭で教えることなんです。我が家は子供と一緒に自転車で出かけるときは、後ろからついて行き、うるさいくらいに注意しています。右に寄れ!曲がるときは後方確認も!一時停止!・・・・など
 自転車のマナーが悪いのは、高校生自身にもありますが、それを指導してこなかった大人と、黙認し続けた行政にあると思います。
 道交法改正で自転車の扱いが変わってきます。自由奔放、無秩序に乗り回す時代はもう終わりです。自転車先進国並みのマナーと安全意識を持って自転車にらなければなりません。