地域の温度差

今日の風車関連のニュースで、かなりの温度差を感じました。

風の句の最優秀、優秀句は風力発電施設がある同町の袖山高原に碑が作られるそうです。
葛巻町は多くのエコ対策に取り組んでます。
ここまで積極的な取り組みができるのは、地元の理解があってのことだと思います。
町のサイトを見ると、高原で中に風車があってとても気持ちのいいところ。
牧場の中に立つ風車、実に美しい景観です。一度は見に行きたい葛巻町!!

三重県鳥羽市 風力発電計画は危険 地質不安定で住民訴え

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-08-29/2006082904_02_0.html
こちらは、反対議員と反対団体と反対住民の現場見学会を報じた赤旗新聞。
参加した議員のブログがありました。
それと日本野鳥の会が出している資料はこちら


(060901)
残念ですが、事業申請を取り下げたようです。地元との調整って難しいですね。
官民一体化した動きができなかったのでしょうか?

風力発電取り下げ 鳥羽の会社、地元と調整つかず(中日新聞)

 伊勢志摩国立公園内の鳥羽市船津町で風力発電を計画をしていた民間会社「鳥羽ウインドファーム」(同市安楽島町)が、経済産業省への事業申請を取り下げていたことが分かった。

 窓口の資源エネルギー庁新エネルギー対策課によると、申請取り下げがあったのは28日。文書で同社から「地元との調整がうまくいかなかった」との説明があった。

 同社は鳥羽、伊勢市を結ぶ伊勢志摩スカイラインに近い行者山(標高309メートル)に、風車(高さ124メートル、出力3000キロワット)3基を建設し、2008年3月の運転開始を目指していた。計画をめぐって、日本野鳥の会三重県支部などが「建設地が渡り鳥の重要ルートになっている」として反対していた。

「いやだ!いやだ!」ばかりで、解決方法には全くふれず。
地盤が不安・渡り鳥の通り道など、一般的な反対論調ばかり。
地盤が弱いことは、おそらく業者でも地質図等から把握しているはずです。
そこに3000kwのかなり大型風車を設置するのですから、いくら何でも無茶はできません。
道路がひび割れているのは、ちょっとした地震が起きれば起きちゃうし、施行問題か、管理不行き届きでしょ?
山腹崩壊はうちの近所でもあちこち起きてます。山っていっても土のかたまりですから。
議員の日記に書いている「実績無し」は行政が一番嫌う言葉だからか、まったく業者の聞く耳もたずって感じです。
結局の所、地盤がしっかりしていればいいのかというと、そうでもなくって、反対派お決まりのバードストライクを持ち出してます。
終始、風力発電=危険という論調です。


本来、風力発電自然エネルギーを有効的に利用しようとする、比較的新しい技術。
不安や心配はつきものですが、気に入らないからと言って完全に排除するのは
今後のエネルギー事情を分かっていないからでしょう。
航空機やビルや灯台バードストライクと、風車のバードストライク
風車の方が相当、発生件数が少ないのに、マスコミや反対団体があおり立てるから
すっかり悪者にされています。


業者は、風車を立てることよりも、反対派との話し合いの方が大変だと思います。
偏見によって失った信頼を回復するのは大変ですから。
でも地元の同意は不可欠。
なんとか鳥羽でも、共存できる道すじを探していってほしいものです。
反対派も冷静に聞いてほしいですね。

建設されたら見に行きたいなぁ・・・・
駐車場やささやかな資料館つくって、観光資産にすればいいのに。