ダムは良くって風車はダメかい?

今日のニュースで、ダム建設着工ってありました。
基本的にはダム反対派なので、こころよく読めないニュースです。


ダムを造るには、広い土地を切り開かなくてはなりません。
その為にトラックが通れる広い工事用道路が切り開かれ、ダム予定地では多くの樹木が伐採されます。
これって日本野鳥の会で、風車建設に反対していた要因そのまま。


風車はダメで、ダム建設は問題なしかい?
野鳥だけじゃなく、多くの生態系にダメージがあること間違いなし。


そもそも、七夕豪雨の要望って、30年以上も前の話です。
実際必要なの?って思ってしまいます。
ダムではない治水っていっぱいあると思います。
例えば植林。スギじゃない樹木を植林した方が費用も少なし、二酸化炭素削減にもつなげられます。
速効性はないですけど、30年もあったら十分な効果が上げられたと思いますけどね。


ただ土建工事やりたかっただけじゃないの?と、つまらない勘ぐりしてしまいます。


近所に流れる川も、治水のためか土手をコンクリでガチガチに固めちゃいました。
おかげで川の水流がかわってしまい、普段は水がありません。
雨が降ると流れていますが、それも数日。
結局、人間の都合で川が死んでしまったとしか言いようがありませんね。


長野県の脱「脱ダム宣言」っていうのも、あきれちゃう方向転換です。
ダムの治水能力はよく分かりませんが、時代遅れの利権まみれ行政方針には、うんざりですな。

太田川ダム:森町で定礎式 /静岡 (毎日新聞) - 10月2日12時1分更新

 県が建設を進める太田川ダムの定礎式が1日、森町亀久保のダム堤体工事現場で行われた。石川嘉延知事は「七夕豪雨(1974年)で大きな被害を出した地元の要望で建設を決めたダム。完成すれば、安全で安心して暮らせる街づくりにつながる」とあいさつした。
 木やり音頭が流れる中、法被姿の作業員に運ばれた礎石が堤の基礎部分に埋め込まれた後、知事らが鎮定の儀式を行った。地元の幼・保育園児が記念の風船を飛ばす中、大型工作機がセメントを流し込んだ。