タミヤ風力発電キットの先端技術

以前、紹介したタミヤ風力発電キット。けっこう評判がいいようです。


WMV形式(約18.6MB)


自然派志向の雑誌「BE-PAL」でのレビューを見つけました。
このキットの特徴は、なんといっても、組み立てながら風力発電の仕組みを学べること。
BE-PALサイトを見ると組み立て前の部品一覧が見れます。
細かすぎず簡単すぎず、親子で作るにはちょうどいいんじゃないかなと思います。
プラモデルに熱中した世代にはたまらないですよ。


さて、この風力発電キット。ただ発電するだけじゃなく、付属のミニカーに充電して走らせることが出来ます。
ここにはあまり注目していなかったんですが、将来注目される意外な技術が組み込まれていました。
風車で発電した電力は蓄電池にためるのが一般的です。
ただし充電するには時間がかかるし、有害物質を材料として使うなどデメリットがあります。
せっかく風車作ってエコロジカルに遊ぼうというのに、充電されるまで1時間もかかっては子供も飽きてしまいます。
小学生だってそんなに集中力続きません。


そこで、このキットには、キャパシタというものを蓄電に利用しています。
キャパシタコンデンサとも呼ばれています。(こっちのほうが一般的かも)

 この方法は最近注目され始めており、一部の道路標識などの電源として実用化されている。
電池というのは、電気を化学的エネルギーに変換して蓄える。そのために蓄電に時間がかかる。
さらに、材料に鉛やカドミウムが使われており、寿命後の処理の問題もある。
 これに引き換え、キャパシタは充電に時間はかからず、寿命も半永久的である。
有害物質を使う必要もない。ただ、まだ大容量のものがない。これが開発されたら、
電池関係に革命が起きると思われているものである。
(air-BE-PALより)


新しいエネルギーとして、今後の進展に注目していきたいです。


タミヤ模型「ループウイング風力発電工作セット」
 詳細な紹介・写真・風速と蓄電時間による走行時間の目安


air-BE-PAL「タミヤ模型の新顔、風力発電プラモデルがおもしろい」
 組み立て前の部品や、扇風機での実証結果など