ゴアが警鐘

CNER Japan : 元米副大統領のアル・ゴア氏が訴える地球の危機

京都議定書からの離脱を正式に表明しているアメリカは、環境より経済が優先されていると多少憤っていたのですが、元米副大統領のアル・ゴアさんが良いこと言ってます。
彼の講演をまとめた映画「不都合な真実」のジャパンプレミアで会見した時の話で、地球温暖化の問題について、警鐘を鳴らしています。

ゴア氏は地球温暖化問題を「人類史上最大の危機」と指摘する。気温の上昇によって海面が上昇して陸地が減少するほか、気温の変化によって生態系が変わり、植物や動物が絶滅する恐れがある。温暖化は着実に進行しており、止まる気配はない。

 地球の平均気温は20世紀の間に約0.6度上がったと言われており、このまま行けば2100年にはさらに1.4〜5.8度上昇するという予測もある。「たいしたことないと思うかもしれないが、これが自分の子どもだったらどうだろう。体温が36度の平熱から5度上昇して41度になったとしたらかなり重大な問題だ」(ゴア氏)。もし自分の子どもが熱を出せば、ただちに病院に行って医者のアドバイスに従うだろう。同じように、温暖化の問題には、警鐘を鳴らす科学者たちの声に耳を傾けるべきだとゴア氏は訴える。

二酸化炭素の排出量を減らすような技術も登場しており、足りないのは「行動する意志」(ゴア氏)

そのとおりですね。政治家は「経済成長との兼ね合い」があると思いますが、将来の絶望が目前に迫っているのに、前進どころか後退しそうな社会情勢。使えることが当たり前になっていますが、限りなく使えると思ってはいけません。「行動する意志」が大事なんです。そして、いつでも行動を起こすことができるはずです。

不都合な真実