防災とエネルギーに取り組む中学校

学校でエネルギーについて学ぶことがあっても、それは教室での授業です。大人になってから訪れるエネルギー危機を、実感することはできないと思います。
兵庫の中学校では、エネルギーと防災を組み合わせた取り組みが行われています。学校が避難地となることから、井戸で水を確保、風力発電で電気を確保することができるそうです。実際に大地震が起きたら、ライフライン復旧まで数日はかかります。それを実体験されている地域だからこそ、子供たちの意識も高いといえるでしょう。
設置されているのは垂直軸の小型風力発電機。避難地の電力をカバーできるとは思いません。学校側のそれを理解していて、風力発電機のメリット・デメリットを学べると紹介しています。避難場所の案内板に小さな電灯が灯っているだけでも、だいぶ変わるはずです。自然エネルギーが被災生活を少しでも支えられること、これはとても大切な事です。

中学校のホームページでは、風力発電機の設置を紹介していました。「業者に任せて出来ました」ではなく、生徒たちが一部組み立てをしたそうです。ちょっとうらやましい・・・自然エネルギーへの積極的な取り組みが出来る中学校ってすばらしいと思います。ぜひ、ホームページを見てください。 

加古川市立氷丘中学校

阪神大震災12年:地域に育つ、防災意識 播磨各地でも追悼行事、訓練 /兵庫 (1月18日 毎日新聞)

 阪神大震災から12年を迎えた17日、播磨各地でも追悼行事が行われたほか、エネルギーと防災を考える集い避難訓練、東南海・南海地震を想定した大規模な救助訓練などがあり、明日訪れるかも知れない大震災に備えた。
 ◇「水と灯りは氷丘中」学校を避難所に初の集会−−加古川
 ◇風力発電、井戸3本 学習成果生かそう
 加古川市加古川町大野の市立氷丘中学校(稲葉隆志校長、760人)では「エネルギーと防災の集い〜震災を忘れない! 地球と地域の未来を考える」が開かれた。3年前から取り組んでいる環境・エネルギー学習の成果を地域ぐるみで生かそうと、学校を避難所にした大がかりな集会を初めて開催。同中学は「ライフラインが止まったら氷丘中。水と灯(あか)りがあります」とアピールした。
 エネルギーと防災を考える学習に力を入れている同中学は昨年末、風力発電装置を設け、中庭には3本の井戸も掘られている


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